【2024最新】Midjourney無料版は終了?料金やweb版の始め方も解説
Midjourneyの無料版を探している方も多いのではないでしょうか?以前は無料トライアルとして25枚の画像生成が可能でしたが、現在は有料プランのみの提供となっています。しかし、2024年8月には新たな無料キャンペーンの実施が予定されているなど、状況は日々変化しています。本記事では、Midjourneyの無料版の現状から、Web版の使い方、商用利用の注意点、さらには代替となる無料サービスまで、徹底的に解説します。AI画像生成の最新情報をお求めの方は、ぜひ最後までご覧ください。
- Midjourneyの無料版の最新状況と2024年8月の無料キャンペーン情報
- Web版Midjourneyの始め方と基本的な使い方のステップバイステップガイド
- 商用利用時の注意点と各料金プランの詳細な比較
- Stable DiffusionやLeonardo.aiなど、完全無料で使える代替サービスの情報
「AIで業務の自動化・効率化をしたい!だけど何から始めていいのかわからない・・・」という方はご気軽にご相談ください!
Midjourney無料版の現状と利用可能性
無料版の終了と経緯について
Midjourneyの無料版は2023年4月に完全終了し、現在は有料プランのみの提供となっています。これは、サービスの品質維持とサーバー負荷の軽減が主な理由とされています。
無料版終了の背景には以下のような要因がありました。
- サーバー負荷の増大
- 不適切な利用の増加
- ビジネスモデルの見直し
- 高品質なサービス提供の維持
2024年8月の無料キャンペーンについて
2024年8月21日に、Midjourneyは新しいWeb版のリリースと共に期間限定の無料トライアルキャンペーンを実施しました。このキャンペーンでは、以下の特徴がありました。
- 25枚(25セット、計100枚)までの画像生成が可能
- Web版から直接利用可能
- DiscordまたはGoogleアカウントでサインアップ
- クレジットカード情報不要
なお、このキャンペーンは短期間で終了しており、現在(2024年11月時点)は有料プランのみの提供となっています。
現在利用できる無料体験の内容
現在のMidjourneyでは、完全な無料版は提供されていませんが、期間限定の無料トライアルのみが公式に提供されている無料利用の機会となっています。
- 2024年8月21日から期間限定で無料トライアルを実施
- 新規ユーザーは25枚まで無料で画像生成が可能
- DiscordまたはGoogleアカウントでサインアップ可能
- クレジットカード情報は不要
Midjourneyの料金プランと機能比較
各プランの詳細な料金表
Midjourneyは現在、Basic、Standard、Pro、Megaの4つの料金プランを提供しています。各プランの特徴は以下の通りです。
プラン名 | 月額料金 | Fast GPU時間 | Relaxモード | 主な特徴 |
---|---|---|---|---|
Basic | 10ドル(年間8ドル) | 3.3時間/月 | 利用不可 | • 同時3ジョブまで実行可能 |
Standard | 30ドル(年間24ドル) | 15時間/月 | 無制限 | • 同時3ジョブまで実行可能 |
Pro | 60ドル(年間48ドル) | 30時間/月 | 無制限 | • 同時12ジョブまで実行可能 |
Mega | 120ドル(年間96ドル) | 60時間/月 | 無制限 | • 同時12ジョブまで実行可能 |
各プランには以下のような特徴があります。
Basic
- 高速モードのみで約200枚の画像生成が可能
- 商用利用可能
- ギャラリーでの公開必須
Standard
- リラックスモードで無制限の画像生成が可能
- 商用利用可能
- 追加GPU時間の購入可能
Pro/Mega
- ステルスモード(非公開生成)使用可能
- より多くの同時実行ジョブ数
- 大規模な商用利用に対応
Fast GPU TimeとRelax GPUの違い
MidjourneyのGPUモードには、Fast GPU TimeとRelax GPUの2種類があり、用途に応じて使い分けることができます。
Fast GPU Time
- 優先的に処理が行われ、約1分で画像生成が完了
- 全てのプランで利用可能だが、プランごとに月間の利用時間が制限されている
- Basic:3.3時間/月
- Standard:15時間/月
- Pro:30時間/月
- Mega:60時間/月
Relax Mode
- Standard以上のプランでのみ利用可能
- 処理時間は状況により変動し、ピーク時は約8分程度かかる場合もある
- 動的なキューシステムを採用しており、使用量が増えるほどキューの順番が後ろになる
- GPUタイムを消費せず、無制限に利用可能
ステルスモードなど特別機能について
Proプラン以上では、ステルスモードをはじめとする特別機能が利用可能になります。これらの機能は、プロフェッショナルなユーザーやビジネス利用において特に重要です。
- ステルスモード:生成した画像を非公開に設定可能
- 優先キュー:混雑時でも優先的に処理
- 高度な画質設定:より詳細な画質調整が可能
- カスタムシード値:特定の画風を再現可能
これらの特別機能の具体的な活用方法は以下の通りです。
- 企業の機密プロジェクトでの利用
- 商業用アートワークの制作
- ブランディング素材の作成
- 一貫性のある作品シリーズの制作
Midjourneyの基本的な使い方ガイド
Web版でのアカウント作成手順
Midjourneyを利用するためには、まずDiscordアカウントの作成とMidjourneyへの登録が必要です。以下の手順で設定を行います。
Discordの公式サイトでアカウントを作成し、メールアドレスの認証を完了させます。
Midjourney公式サイトで会員登録を行い、支払い情報を設定します。
Midjourney公式のDiscordサーバーに参加し、利用規約に同意します。
MidjourneyアカウントとDiscordアカウントを連携させ、利用開始の準備を完了させます。
基本的な画像生成の方法
Midjourneyでの画像生成は、適切なコマンドとプロンプトを使用することで行います。基本的な使用方法は以下の通りです。
/imagine prompt: [生成したい画像の説明]
例:
/imagine prompt: a beautiful sunset over the ocean, dramatic clouds, realistic style
画像生成後は、以下のような操作が可能です。
- U1-U4:異なるバリエーションを生成
- V1-V4:選択した画像の別バージョンを生成
- 🔄:最初からやり直し
- ⭐:お気に入りに追加
プロンプトの書き方のコツ
効果的な画像を生成するためには、適切なプロンプトの書き方を理解することが重要です。以下に、プロンプト作成の基本的なテクニックをまとめます。
[主題], [スタイル], [技法], [カラーパレット], [構図], [品質設定]
例:
a majestic lion, digital art, detailed rendering, vibrant colors, front view, 8k --ar 16:9
- クオリティ:high quality, detailed, professional
- スタイル:photorealistic, anime style, oil painting
- 雰囲気:dramatic, peaceful, mysterious
–ar:アスペクト比の指定
–v:バージョンの指定
–q:品質設定
–s:スタイライズ度合い
用途別のプロンプト例は以下の通りです。
portrait of a young woman, soft natural lighting, bokeh background, professional photography, 85mm lens, shallow depth of field –ar 4:5 –q 2
majestic mountain landscape at sunset, dramatic clouds, golden hour, ultra wide angle, photorealistic style, high detail –ar 16:9 –v 5
cute cartoon cat, kawaii style, pastel colors, simple background, digital art, clean lines –ar 1:1 –s 750
Midjourneyの危険性と注意点
著作権に関する問題
Midjourneyで生成された画像の著作権については、特に商用利用の際に注意が必要です。以下の点に特に注意を払う必要があります。
- 既存の著作物を模倣するようなプロンプトの使用は避ける
- 有名キャラクターや商標登録されたデザインの生成は禁止
- 生成された画像の権利関係を明確に理解する
- 商用利用の際は適切なプランを選択する
商用利用時の注意事項
商用利用する場合は、適切なライセンスプランを選択し、利用規約を遵守する必要があります。
- 適切な料金プランの選択(Standard以上推奨)
- 生成画像の品質と解像度の確認
- 利用規約の確認と遵守
- 必要に応じた追加ライセンスの取得
プライバシーとセキュリティの懸念
Midjourneyを使用する際は、プライバシーとセキュリティに関する以下の点に注意が必要です。
プロンプトに個人を特定できる情報を含めないようにします。特に、顔写真や個人名などの使用は避けるべきです。
生成された画像は基本的に公開されます。機密情報を含む画像生成が必要な場合は、Proプラン以上でステルスモードを使用しましょう。
強力なパスワードの使用と二段階認証の設定を行い、アカウントの不正利用を防止します。
無料で使える代替サービスの紹介
Stable Diffusion Web UI
Stable Diffusion Web UIは、完全無料で利用できる高性能な画像生成AIツールです。ローカル環境で動作させることができ、以下のような特徴があります。
- 完全無料で利用可能
- カスタマイズ性が高い
- プライバシーが確保できる
- 多様なモデルに対応
Leonardo.ai
Leonardo.aiは、無料枠のある使いやすい画像生成AIサービスで、初心者にも扱いやすい特徴があります。
月150クレジットの無料利用枠があり、基本的な画像生成機能を試すことができます。
直感的なUIで、複雑な設定なしですぐに利用開始できます。
無料プランでも商用利用が可能で、ビジネスでの活用もできます。
Canva AI画像生成
Canvaの無料プランには、AI画像生成機能が含まれており、デザインツールと組み合わせて使用できます。
- デザインツールとの統合により、生成した画像をすぐに編集可能
- 無料プランでも基本的な機能が利用可能
- 直感的なインターフェースで操作が簡単
- 商用利用も可能な利用規約
よくある質問と回答
無料版の復活予定について
現時点では、Midjourneyの無料版が復活する予定はありません。ただし、以下のような代替手段があります。
- 期間限定の無料トライアルキャンペーンを利用
- 教育機関向けの特別プログラムへの参加
- 代替となる無料のAI画像生成サービスの利用
料金プランの選び方
最適な料金プランの選択は、使用目的や頻度によって異なります。以下のガイドラインを参考にしてください。
利用目的 | 推奨プラン | 特徴 |
---|---|---|
初心者や頻繁に画像生成を行わない ライトユーザー | Basic | ・月間約200枚の画像生成が可能 ・商用利用可能だが、画像は公開される |
たくさん画像を作成する予定の人 | Standard | ・15時間/月のFast GPU時間 ・Relaxモードが無制限で使用可能 |
大量に画像生成をする予定がある人や企業 | Pro | ・ステルスモード(非公開生成)が使用可能 ・年間収益100万ドル以上の企業は必須 |
最大のGPU時間(60時間/月)が必要な場合 | Mega | ・Proプランと同じ機能だがGPU時間が2倍 ・大規模な商用利用に対応 |
画像の商用利用について
Midjourneyで生成した画像の商用利用は、適切なプランを選択することで可能です。
- 全ての有料プラン(Basic含む)で商用利用が可能
- 年間収益100万ドル(約1億5,600万円)以上の企業はProプランまたはMegaプランの加入が必須
商用利用する際の注意点は以下を確認してください。
- ミュニティガイドラインに準拠すること
- 他者の画像を無断使用しないこと
- 既存の著作物や商標を直接模倣しないこと
- 画像生成にAIを使用している旨を取引先に事前告知
- ステルスモード(Pro/Megaプラン限定)の使用を推奨
- 商用利用時はMidjourneyのクレジット表記を推奨
以上で、Midjourneyの無料版に関する包括的な解説を終わります。サービスの利用を検討される際は、ここで紹介した情報を参考に、自身のニーズに合った選択をしていただければと思います。
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